今回の質問の1点目は、本市におけるカーボン・オフセットについて、それから2点目は、北宮館跡について、3点目は、大琳寺・北宮・深川の道路整備について、最後、4点目は、電線類地中化について行います。
順次質問していきます。よろしくお願いいたします。
1点目の本市におけるカーボン・オフセットについて質問します。カーボン・オフセットとは、環境省指針において、市民、企業、NPO、NGO、自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれらをできるだけ減らすように努力した上で、それでも削減が困難な部分の排出量を他の場所での削減、吸収活動により埋め合わせする取組と定められています。
また、温室効果ガスの排出をなかなか削減できない場合に、削減努力を行った上で、削減活動に投資することで、埋め合わせる考え方です。
具体的には、J-クレジット制度を活用して省エネ設備の導入や、再生可能エネルギーの利用などによる温室効果ガス排出削減、または適切な森林管理による吸収 量をクレジットとして取得し、排出量と相殺する考え方です。
カーボン・オフセットの仕組みとして、まず排出量の把握が必要です。それから削減努力の目標を定め、排出量の削減に向けた様々な取組を行います。
また、削減困難量の埋め合わせとして、削減努力が限界の排出量について、カーボンクレジッ トを購入することで埋め合わせます。カーボンクレジットとは、温室効果ガスの削減・吸収を定量化して取引できるようにしたもので、植林や省エネルギー対策などで生まれた削減量などがクレジットとして発行されます。
本市は、令和3年5月21日に内閣府よりSDGs未来都市に選定されています。SDGsの達成に向けて、優れた取組を提案する自治体として高く評価されています。カーボン・オフセットは、SDGsでは13番の気候変動に具体的な対策法で、温室効果ガスの排出を原因とする地球温暖化現象が招く世界各地での気候変動や、その影響を軽減するという目標に当てはまります。
現在、半導体工場や関連企業の進出など、本市を取り巻く環境が大きく変わろうとしています。環境を改善していく高い意識と、それから森林資源を生かした取組が必要だと思います。そのためには、排出量の見える化など、現状の把握が重要になってくると考えますが、本市の温室効果ガスの排出量の推移と、オフセットに関する考えを教えてください。
続きまして、質問要旨2番目ですが、本市のJ-クレジットに関しての考えを問いたいと思います。
この質問は、令和6年第2回定例会、ちょうど1年前ですが、菊池市産の木材の活用に向けた取組についてといった質問の項目で、J-クレジットを活用する考えをしました。
そのときは、本市区域では市民生活をはじめ、基幹産業である農林畜産業、そして商工業などの事業活動に伴い排出される二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量と、本市区域内に存在している森林の吸収量との比較では、排出量が上回ってしまい、市内の森林のみでは賄うことができない試算が出てきているので、現段階では活用は難しいと答弁をされています。
しかしながら、熊本連携中枢都市圏としての取組は、オフセットとは関係なく、J-クレジットを活用するとの情報を得ましたので、確認のためにも質問することにしました。
去年と似たような質問になりますけども、答弁のほどよろしくお願いします。
続けます。J-クレジット制度は、信頼性の高いクレジット制度として認知されており、2050年カーボンニュートラルの実現を目指す上でも必要な制度であります。
2030年以降も活用可能な制度として継続性を確保するとともに、今後も国内の多様な主体による省エネルギー設備の導入や、再生可能エネルギーの活用等による排出削減対策、及び適切な森林管理による吸収源対策を引き続き積極的に推進していくため、カーボン・オフセットや財・サービスの高付加価値化に活用できるクレジットを認証するJ-クレジット制度のさらなる活性化を図る必要があると考えます。
J-クレジット等を活用したカーボン・オフセットの取組を推進された製品、サービスの社会への普及を図るなど、脱炭素型ライフスタイルへの転換を目指すことはすばらしい考えだと私は思いますが、J-クレジットに関して、本市の考えを改めて教えてください。
ただいまの御質問にお答えいたします。
まず、本市内における温室効果ガス排出量につきましては、熊本連携中枢都市圏において共同策定しております地球温暖化対策実行計画において公表しております数値となりますが、連携中枢都市圏全体としての排出量取りまとめなどを含めた各種集計作業の関係もございまして、現時点におきましては、令和2年分の排出量のみの公表となっております。
その数値でお答えをいたします。
本市内における令和2年度分の温室効果ガス排出量につきましては、約47万8,000トンCO2となっております。
次に、カーボン・オフセット及びJ-クレジットに関する市の考えについてですが、まず、去る令和2年10月、国におきまして、2050年までに温室効果ガスの排出を全体として実質ゼロにすることとした、脱炭素社会の実現を目指すことが宣言され、併せまして連携中枢都市圏におきましても、国と同様に2050年温室効果ガス排出実質ゼロを目指すことを宣言し、その目標達成のための具体化に向けた計画として、令和3年3月に地球温暖化対策実行計画を策定しております。
この計画におきまして、連携中枢都市圏構成自治体ごとの地域特性等を考慮しつつ、行政、住民及び事業者における各種取組として、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの活用等による温室効果ガスの排出削減対策のほか、適切な森林管理による温室効果ガスの吸収源対策などの取組に対する国の認証制度であるJ-クレジットを活用することで、カーボン・オフセットを促進し、温室効果ガス削減目標の達成に向け取り組むこととしております。
本市としましては、行政、住民及び事業者などの各主体において、自らの温室効果ガス排出量を把握、認識し、主体的に削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量につきましては、先ほど申し上げましたとおり、J-クレジット活用によるカーボン・オフセットの取組を促進することとしておりますが、連携中枢都市圏全体の枠組みの中で、本市における温室効果ガスの排出量及び吸収量の状況を踏まえながら削減目標の達成に向け取り組んでまいりたいと考えております。
最近多発している異常気象は、地球温暖化が原因と言われており、国は、豪雨災害等の頻発化・激甚化が予想される現状は気候危機であるとの認識を示しています。
また、本市は農業が基幹産業ですが、夏期のこの異常な暑さは、かなり農作物等に悪い影響を与えていると思います。この危機に対応するためにも、地球温暖化などの対策を地方から進めていく必要があると思います。
先ほど熊本連携中枢都市圏地球温暖化対策実行計画についてお話がありましたけども、本市も熊本連携中枢都市圏を構成する18市町村の1つです。その中での連携した取組もあると思いますが、カーボン・オフセットやJ-クレジットに関する考え方や取組、具体的にどんなことがあるか、お聞きしたいと思います。
それでは、再質問にお答えします。
本市を含みます連携中枢都市圏の取組につきましては、構成自治体のうち、適切な森林管理に基づくJ-クレジットを活用している自治体もございますが、本市におきましては、各種事業活動等により発生する温室効果ガスの排出量と、本市区域内に存在する森林による吸収量の状況も踏まえた上で、今後におけるJ-クレジットの活用について、構成自治体との協議を重ねながら慎重に進めてまいりたいと考えております。
先ほども申し上げましたが、環境を改善していこうという高い意識と、それから森林資源を生かした取組がこれからもっと必要になってくると思います。本市の林業や中山間地域の活性化のためにも、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
2点目は、北宮館跡について質問します。
北宮館跡は、令和6年2月21日に菊池氏遺跡として国指定となりました。それまでは菊之城跡という名称で認識しており、令和3年第4回定例会でこの史跡の今後と周知方法について質問させていただいております。
また、本日、最初に泉田議員が菊池氏遺跡について質問されています。その中で、保存活用計画ですとか、保存整備計画などについて答弁されています。私も地元の市民から、ぜひ質問してほしいと言われておりましたので、重複するところもあると思いますが、ぜひ答弁のほうをよろしくお願いします。
できれば泉田議員のときよりも詳しく説明をお願いします。
この国指定史跡は、中世武士団、菊池氏の本拠地であり、中世の武士の発生から発展する過程を実証できる貴重な資料です。前回の一般質問でも述べましたが、鎌倉時代、南北朝時代、室町時代の限定された期間での武士の活動状況を明確にできることは、全国的にも希有だと言われています。
私なりに資料を読んで勉強をしましたところ、菊池氏が13世紀後半頃に活動した場所がこの辺りで、菊池川が現在流れているところより、ずっと北側を流れていたと考えられています。舟が利用しやすい場所を選んだ可能性が高いそうです。
14世紀中頃、本拠地が深川・北宮地区から隈府地区に移動したと考えられています。
今回は北宮館跡についての通告質問をしておりますが、国指定史跡である菊池氏遺跡は6か所あり、1つ、小型舟着き場、2番、旧菊池川石組護岸、それがもう1か所、そして3つ目が、旧菊池川の石組護岸、4番目、水がたまる池のようなもの、5番、それが今回質問している菊池氏領主の館である北宮館跡、6番目が菊池氏の宗教施設である北宮阿蘇神社があります。
このことは本市の誇りであり、市民の関心も高いと思われます。また、中世の武士の発生から発展する過程を立証できる貴重な資料であり、全国的に見ても希有な存在であり、多くの歴史ファンがこの史跡に関心があるのではないでしょうか。
国指定史跡菊池氏遺跡の1つでもある北宮館跡の現在と将来の展望についてお示しください。
それでは、北宮館跡の現在と将来の展望についてお答えいた します。
議員の御説明にもございましたが、菊池氏遺跡は北宮館、舟着き場、北宮阿蘇神社と、河川に面した中世の領主館が存在したことを立証することができる、大変価値のある遺跡でございます。
また中国からの輸入陶磁器が出土し、河川を利用した海外交易が行われてきたことを想定させ、菊池氏の国際的な活動のダイナミックさをうかがうことができます。 指定後の取組としまして、まちかど資料館での企画展、広報紙の連載や啓発用パンフレットの作成・配布や出前講座及び出前授業を通じての周知啓発を進めているところでございます。
また、令和6年度には大学教授や文化庁調査官をお呼びし、記念シンポジウムを開催し、市内外から約320人の参加者があったところでございます。
このように、中世菊池氏の活躍には、多くの方に関心を持っていただいていることと考えております。
今後、この菊池氏遺跡の価値をより多くの方々に知っていただくため、保護を進め、保存活用を図るため、その基本の計画となる菊池氏遺跡保存活用計画を策定しているところでございます。
国指定史跡菊池氏遺跡全体の現在と、これまでのことについて、詳しく説明をありがとうございました。
国指定史跡菊池氏遺跡は、郷土の歴史を解明する上で非常に重要な遺跡です。国指定後の活用や整備については、遺跡の価値を損ねず、市民一体となった歴史を生かしたまちづくりを目指すべきであり、また本市の歴史について、市内外からの関心も高いようです。
本市にも歴史資料館を建設してほしいとの要望がとても多いです。本市には歴史的にも重要な地域にもかかわらず、歴史資料館もありません。将来の展望として、菊池氏遺跡である北宮館跡に歴史公園や歴史資料館を建設する考えや、また可能性などはあるのでしょうか。
お願いします。
ただいまの議員から御提案についてお答えいたします。
先ほど教育部長が泉田議員の御質問にお答えしましたとおり、保存活用計画を基にした保存整備計画を策定していく予定でございます。
ただいま議員から御提案いただきました歴史公園や歴史資料館の整備につきましては、この保存活用計画を策定していく中で検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、歴史資料館について、ちょっと私が研修に行ってきましたので、その報告も兼ねて、述べさせてもらいます。
市民から歴史資料館の建設要望を受け、研修視察を計画していたところ、全国菊池の会の副会長で、福島菊池一族の末裔の紺野健二さんの御協力の下、福島二本松市のにほんまつ城報館を御案内いただきましたので、この機会に報告と紹介をしたいと思います。
視察はちょうど1年前の令和6年1月16日でした。当日は二本松市役所から始まり、二本松市議会本多議長から丁寧な歓迎の御挨拶を賜り、教育委員会本田文化課長や、産業部観光課河原課長を含め7名の方に、にほんまつ城報館について丁寧な説明をしていただきました。
にほんまつ城報館は、二本松城跡総合整備事業に基づき、平成27年から計画され、令和4年4月に開館されたそうです。総事業費は約17億円で、財源は社会資本整備総合交付金、都市構造再編集中支援事業費補助、合併特例債であり、二本松市からの持ち出しは5,000万円程度で、年間の維持費は1,700万円程度だと伺いました。
歴史博物館に対して、国土交通省所管の交付金、補助金が利用されていることが特徴的であり、令和4年度は施設全体で9万人の来場者があったと御説明いただきました。
施設は1階が歴史資料館で、2階が観光案内などでしたが、1階の歴史資料館はデジタル化された展示物がとても多く、とても分かりやすいなと感じました。動線も工夫されており、非常に参考になりました。
特に桜のパノラマコーナーはとても美しく、地元の方々の郷土愛を感じました。当日は大雪であったため、本来ならほかにも二本松市内の福島菊池一族関連史跡を紺野氏に御案内いただくところでありましたが、それはかなわなかったことがとても心残りであります。
現地で待機されていた紺野氏をはじめ、多くの方々に敬意と感謝を改めて申し上げたいと思います。
北宮館跡が市内外の方に広く認知され、多くの人が訪れる場所になることを心より期待いたします。
3点目は、大琳寺・北宮・深川の道路整備について質問します。
北宮団地から国道387号へつながる里道の市道認定、拡張についてですが、北宮区、深川区、大琳寺区の市民の声を代弁して、過去に4回ほど、市道認定、道路改良の早期着手、着工について、一般質問をしております。
また、菊之池地区区長会長、北宮区長、深川区長、大琳寺区長がおそろいになり、過去に2回、直接市長に要望書を提出する箇所ですので、本市のほうでも十分に把握されていることと思います。
過去に質問させていただいた際の答弁を振り返りますと、平成25年度に測量設計の業者委託を発注し、その後、現場への立入りの同意や、地元説明に不測の期間が要したので、平成26年度に繰り越した。さらに平成26年度に作業等を続けていた中で、同年11月に大型商業施設の出店報道がなされて、計画次第では道路の線形や幅員が設計どおり施工できないという可能性があるため、平成26年度、平成27年度の早い時期に中止していると。
本市の道路計画では、道路整備マスタープランに基づき、整備の優先順位を決めているが、国道325号の4車線化など、地域情勢の変化により、整備の必要性が高くなった場合は、状況に応じて対応を図りたいなど、当時の建設部長から答弁をいただいております。
また、昨年の6月、第2回定例会の答弁では、この地域につきましては、非常に注視していると。そういう場所であり、今後も民間の動向や地域情勢を見据えながら、慎重に調査検討を進めていきたいと考えておりますとの答弁をいただいております。
道路整備の大きな課題としましては、用地の取得や埋蔵文化財の調査等が考えられますが、最後の質問からちょうど1年、現在は国道325号の4車線化も進んでまいりました。
また、里道を活用した集合住宅の増加など、地域情勢の変化により、整備の必要性が高くなったと言えるのではないでしょうか。この里道について、市道認定、道路改良を早期に行ってはどうかと思いますが、今後の見通しと課題など、本市の考えを教えてください。
それでは、ただいまの後藤議員の質問にお答えします。
国道387号から北宮団地をつなぐ里道については、現在、正式な道路整備計画はないため、現状としては市道に認定する考えはございません。しかしながら、この周辺地域につきましては、近年、地域情勢に変化が見受けられ、まちづくりの観点からも重要な地域であると認識しております。
今後も、民間の動向や地域情勢を見据えながら、関係部署と連携を図り慎重に調査検討を進めてまいりたいと考えております。
![]()
昨年の答弁と全く一緒に近いから、この昨年の答弁をそのまま言いますと、この地域については、非常に注視している場所でもあり、今後も民間の動向や地域情勢を見据えながら、慎重に調査検討をしたいということでしたけども、あれから1年たって、地域情勢の変化をどのように捉えているか、この里道を通らないと市道に出られない、この里道沿いのアパートは何軒あるか、それから、どれぐらい世帯数があるか、もしそういうのを把握しているのであれば、お答えをお願いします。
![]()
先ほどの答弁でもお答えしましたとおり、この地域は重要と考えておりますが、民間による大規模な開発などの動きもないため、現状としては道路整備を先行することが難しく、動向をうかがっているところでございます。
先ほど、あと世帯数等のお話がありましたけど、すみません、それについては把握しておりませんで、申し訳ございません。
大体分かりました。ありがとうございました。 もっと関心を持って、現地をしっかりと見て、地権者の話など聞いて回ってほしいと思います。
区長さんの意見なども聞いてほしいなとは思いました。大琳寺、北宮、深川を結ぶこの道路ができれば、この地域はもっと発展すると思います。本市も必要だと判断して、平成25年度に測量設計の委託を発注したと思います。地域の方も待ち望んでいます。
また、先ほど質問した北宮館跡のアクセス道路としても必要性を感じます。早期の市道認定、道路改良工事を要望します。
最後、4点目は電線類地中化について。電線類地中化とは、電柱をなくし、地中に電線類を通すことです。
無電柱化には様々なメリットがあることから、政府も無電柱化を推進しています。無電柱化を進める目的として、良好な景観を形成すること、通行空間の安全性と快適性を確保すること、大規模災害時の発生時に倒壊する道路の寸断を防ぐことが挙げられます。
電柱が乱立し、電線が張り巡らせている風景は、美しい景観とは言えません。特に歴史的な街並みを持つエリアや、有名な建造物があるエリアでは、電柱や電線がないことで、空が広く見え、開放感のある美しい景観が形成できます。
加えて、景観がよいことは観光資源にもなり、地域の活性化にもつながります。無電柱化が進んでいるエリアは地価も高い傾向にあります。電柱がないことで、通行の際、有効幅員が広く取れるようになり、より安全で快適に通行できるようになります。
ベビーカーや車椅子のほうも、電柱がないほうが円滑な移動が可能になります。電柱を避けようとして道路側に歩行者がはみ出てしまうと、車と接触するおそれがあり、大変危険です。電柱が地中にあることで、地震や台風などの大規模災害時の倒壊を防ぐことができます。
電柱は災害時に1本でも道路上に倒壊してしまうと、交通が遮断され、緊急車両の通行や物資の輸送ができなくなり、救助活動や復旧活動を妨げ、被害もより大きくなってしまいます。
また、断線による停電や、電線が垂れ下がることから発生する感電など、二次災害の危険も考えられます。また、地中化された電線は、架空線に比べ、大幅に地震で破損をしにくくなるそうです。
そのため、災害時の情報通信回線の被害が軽減し、ネットワークの安全性、信頼性が向上すると言われています。無電柱化が進めば、このような災害時のリスクを減らすことができると思います。
電線類地中化は、県内でも30年ぐらい前から既に始まっており、現在では多くの市街地、観光地で見られます。お隣の山鹿市では、10年ぐらい前に電線共同溝方式で無電柱化され、市街地がすっきりして美しい景観が見られます。
本市の温泉街や市街地を歩いてみますと、ところどころ、電柱が民地に納められているところはあり、道路の通行はあまり問題ないように見受けられますが、やはり電柱や電線がなければもっとすっきりし、景観がよくなると考えます。
他の観光地や発展している市街地に行くと、ほとんど無電柱化しているように感じますが、本市は現在まで無電柱化などを計画したり、検討することはなかったのでしょうか。
電線類の地中化に対する本市の考えを教えてください。
ただいまの後藤議員からの質問がありました電線類の地中化に対する市の考えについてお答えいたします。
本市が管理する道路につきましては、電線類を地中化した実績はございません。電線類の地中化は、美しい景観形成、歩道の有効幅員の拡大、大規模災害時に電柱倒壊等のおそれがなくなるなどのメリットが挙げられます。 一方、設置及びメンテナンスの費用が非常に高額になること、工事が長期間になることなどのデメリットもあります。
市といたしましては、地中化のメリットは認識しておりますが、費用が高額になるなどデメリットの面を踏まえ、現状としては市道等において電線類を地中化する計画はございません。しかしながら、今後まちづくりにおいて、景観美化や観光客の誘致などに効果が得られると判断される場合におきましては、総合的な検討が必要であると考えております。
現在ではないということですけども、もう一度聞きますね。 本市には温泉街といった魅力的な観光資源があります。近年、発展が目覚ましい合志市、菊陽町、大津町など、広域2市2町ですが、その中でも温泉街があるのは本市のみです。
また、日本で唯一、南北朝から残る町割があります。それから、桜の名所である城山公園があります。歴史的、伝統的な街並みがよみがえることで、地域経済が活性化されると思います。
また、市民広場前の国道387号は、ここは県の管理ではありますが、無電柱化することで景観もよくなり、さらに防災の面でも、安心・安全なまちづくりができると思います。
市道に限らず、国県道に対しても、道路改良工事や拡幅工事の際、地中化を要望する必要性を感じますが、温泉街や御所通りなど観光地や市街地を無電柱化する考えなどはありませんか。
後藤議員からの質問がありました1つ目の国道及び県道の電線類の地中化について、私のほうからお答えいたします。
国道、県道での電線類の地中化は県が事業主体となりますが、熊本県では無電柱化推進計画を策定しており、本市も国道325号、国道387号の一部区間が対象となっております。
このことを踏まえまして、国県道の道路改良工事等に伴う事前協議に併せて電線類の地中化について、県へ働きかけを行ってまいります。
温泉街の無電柱化についてお答えいたします。 無電柱化は、美しい景観形成や防災性の向上に資する重要な取組であると認識しております。しかしながら、建設部長が答弁しましたとおり、莫大な事業費と長期間を要する大規模な工事となるため、慎重な検討が必要です。
現在、本市では、菊池温泉街の持続的な発展を目指し、菊池温泉街リブランディング事業に取り組んでいます。温泉街全体の魅力を高め、新たな価値を創出することを目的としており、その一環として、今年度から景観ガイドラインの策定に着手する予定です。
景観ガイドラインの策定においては、温泉街の将来像や整備方針を総合的に検討する中で、無電柱化についても、その実現可能性や費用対効果、さらには地域住民や関係者の皆様の御意見を踏まえ、中長期的な視点から検討していきたいと考えて おります。
無電柱化することで、良好な景観を保てる、安全で快適に通行できる、万が一の災害時にも安全性が高いなどのメリットがたくさんあります。 ただ、設置工事のコスト高や、工事期間の長さといったデメリットが無電柱化を阻む主な原因になっているのも理解できます。とはいえ、非常に魅力的なメリットがあるのが無電柱化だと思います。安全で快適なまちづくりのために、ぜひ創意工夫しながら進めてほしいと思います。
今回、国の第2世代交付金の実施期間が令和9年度までということもあり、この期間中に温泉街の電線類の地中化を実施することは困難であろうかとも考えますが、 先般の議会月例会でも説明がありました、まちなかウォーカブルシティ計画もあるようですので、今後、温泉街を含めた電柱の無電柱化についても、ぜひ議論していただきたいと思います。
これで、私の一般質問を終わります。













