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菊之池小学校の児童数の推移、児童増加における増床計画について(平成29年度第3回定例会)

#市議会一般質問 2023/06/19更新
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さきの市長選と同時に行われました市議会議員補欠選挙で、図らずも当選の栄をいただきました、
後藤英夫でございます。市議会に席をおきましてまだ4カ月でございますので、諸先輩の方々を見習いながら、しばらくは議会の勉強をさせていただくところでございましたが、 どうしても一つ聞きたいことがありましたので、あえて質問させていただくことにいたしました。
 
それでは、質問に入らせていただきます。
全国的に少子・高齢化を迎える中で、各自治体も人口増には苦慮されていると思われますが、江頭市長には、長期的な視野に立たれ、企業誘致なども積極的に頑張っておられることに心より敬意を表します。
また、2期目に入りました市長の政策を見ますと、各自治体間の限られた人口の取り合いではなく、この菊池の資源を生かした観光客の誘致を積極的に進められておられます。それが長期的には市の活性化やまちづくりにつながっていくものと私も思います。
 
そういう中で、市内全域を見てみますと、中山間地域の少子・高齢化に伴う小・中学校の統廃合が見受けられます。また、それに反し、隈府校区の隈府小学校児童数の増、菊之池校区の菊之池小学校児童数の増と、一部校区においては増加傾向も見受けられます。
そこで、通告に従い質問いたします。
 

後藤議員

私の住む大琳寺地区は、一部を含めて菊之池校区になりますが、菊之池小学校の現児童数と各学年の学級数、そして、今後5年間の入学予定者数について、お尋ねいたします。
入学予定者数につきましては、何年度に何人、何年度に何人というふうに、あくまでも教育委員会で把握されている、今後5年間の入学予定者数の児童数を教えていただきたいと思います。

教育部長

ただいまの後藤議員のご質問 にお答えをさせていただきます。
まず、議員お尋ねの1点目、菊之池小学校の現児童数と各学年の学級数についてお答えをいたします。
学級編制の基準日となります平成29年5月1日現在におきまして、全校児童数は224名、各学年の学級数は、1年生が2学級、2年生は1学級、3年生が2学級、4年生が1学級、5年生が1学級、6年生が1学級となっております。
また、 特別支援学級が2学級ありますので、合計で10学級となっております。
 
次に、2点目の今後5年間の入学者予定数のお尋ねでございますが、現状において入学者予定数はわかりかねますので、住民基本台帳から抽出をいたしました平成29年8月22日現在の菊之池小学校校区に居住されている対象人数をお答えいたしたいと思います。
平成30年度の入学予定人数は44名で、同じく平成31年 度が42名、平成32年度が69名、平成33年度が50名、平成34年度は58 名の見込みとなっております。
以上、お答えいたします。

後藤議員

ありがとうございました。
私も調べましたら、現在、223名と聞いております。224名と、1名増加しているみたいですね。今後の入学予定者は、私の調べによりますと、平成30年度は、来年は44名、 31年度は47名、32年度は70名、33年度は53名と聞いております。
先ほど答弁いただきましたように、菊之池校区は、住宅数、アパート数もふえ続けており、それに伴って、小学校の児童数も増加傾向であります。ということは、これからは現校舎の教室数では教室が不足するということでありますし、校舎の増床を計画していかなければなりません。
そこで、教育委員会では、現在、増床計画をしていると聞いておりますので、校舎の増床計画がどこまで進んでいるのか、お尋ねいたします。

教育部長

それでは、再質問のございました菊之池小学校の児童数増加に伴います、校舎の増床計画がどこまで進んでいるのかということについての ご質問にお答えをさせていただきます。
菊之池小学校につきましては、国道387号から県道植木インター菊池線につながるバイパス道路の開通以降、近隣周辺の開発に伴い児童数が増加傾向にあります。今後もその傾向が続くことが見込まれるため、教育委員会といたしましても、児童数の増加に伴う教室数の確保は必須であると考えております。
こうしたことから、本年度中には、現在、倉庫として用いられております教室を普通教室として活用できるようにするための倉庫建設を行うことといたしております。
また、平成31年度以降の3年間に不足が見込まれる教室3学級分につきましては、今年度末までの増築棟の実施設計により平成30年度に整備する計画といたしております。 以上、お答えいたします。

後藤議員

ありがとうございました。さらに質問したいと思います。
今、答弁いただきましたように、増床計画をされているとのことですが、限られた敷地の中で、既設の校舎を生かしながら増床するということは非常に難しく、無駄がない教室の動線、利用しやすい教室の確保、維持管理、ましてや、学年次第では2学級に分かれるため、先生たちの目が届くといいますか、監督しやすい学級棟が望まれます。
また、外部など、外から見たときの景観も非常に大切になってきます。この菊之池小学校の児童数の増加は、校区にとって非常にうれしいものであり、また、子どもたちがふえてにぎやかになるなど、地域の人々も楽しみにしております。
しかし、一つ、地域の人々が心配されておられるのが、この増床計画が一部の専門家だけで進められ建設されることです。その中で働いておられる先生たちがスムーズに行き来でき、使い勝手がよく、子どもたちも不便を感じない教室の増床が望まれます。
そこで、やはり専門家ばかりで計画するのではなく、小学校の先生たち、保護者、地域の人々を取り込んだ、例えば菊之池小学校増床計画委員会などという検討会を設置いただき、無駄のない、本当に増床してよかったと、先生、子どもたち、保護者、地域から喜ばれる学校にしなければなりません。
その考えがあるのか、お尋ねいたします。また、最後に、今まで私が質問いたしました、この菊之池校区の菊之池小学校全般に対しまして、江頭市長はどういった考えをお持ちなのか、お尋ねいたします。

教育長

小学校の先生たち、保護者、地域の方々を取り込んだ菊之池小学校増床計画委員会というのを設置する考えはないかというご質問に対しましてお答えをいたします。
菊之池小学校の増床計画につきましては、議員のお話のとおり、既存校舎との動線の確保や景観、そして、維持管理がしやすく、先生や児童が使い勝手のよいものにするということは、とても重要なことと認識をしております。
現在進めております実施設計業務につきましては、先ほど議員からもありましたですけども、増築棟建設のためのスペースに限りがありますことから、菊之池小学 校増床計画委員会の設置は行っておりません。
しかしながら、建築設計の専門家の意見だけで進めていくのではなく、学校との連携を密にとって、先生方の意見や要 望などを十分にお聞きし、できる限り反映するように努めているところでございます。また、計画平面図等ができた段階におきましては、地域の方々や保護者の方々に 説明をさせていただく機会を設けたいというふうに考えております。 以上、お答えいたします。

江頭市長

菊之池小学校に対する私の見方、考え方をというご質問でございました。
菊之池小学校につきましては、現在、児童数が増加している小学校でありまして、地域の発展や地域の期待に応えることができているということで、大変喜ばしいことだというふうに感じております。
また、地域の皆様が積極的にこの学校とかかわっていただきまして、非常に熱心な地域であるというふうにも感じているところでございます。子どもの元気というのは、この地域の活力につながるというのはもう疑いのないところでありますし、また逆に、子どもの教育に地域がかかわって、愛情を注いで いただくということは、将来、郷土愛を持った人材の育成につながると。翻って、そういう人材が、将来、地域のエネルギーとなっていくというふうに考えますので、 この特に教育のベースとなる小学校というのは非常に重要であると。
また、この菊之池地区については、それが希望につながるような喜ばしい状況にあるなというふうに感じておるところでございます。
今後とも、子どもたちが明るく元気で学ぶことができて、活力ある地域の発展に 期待や希望が持てますように、今後も教育環境の支援充実には努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

 
ありがとうございました。
子どもたちは、この菊池市にとって、また、地域にとって宝でございます。健やかなる児童の育成及び安全の確保については、皆さんの思いも同じだと思います。最大限の努力をしていただきますことを要望し、私の質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
 
 

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